患者の声

20代男性 シルバー・ラッセル症候群、2型糖尿病

この6週間を通じて、最も変わったところは、「病気とともに生きる自信」がついたところです。ワークショップに参加する前と比べて、「昨日よりは調子がいい」など、明らかに前向きな言葉が増えました。自信の源は、今回のワークショップにおいて、慢性の疾患という解決しがたい「難敵」と付き合う2つの要素を学んだからではないかと感じています。
一つ目は、「共感」です。やはり、人間ひとりでは生きていけないものです。年代や病気に関わらず、慢性疾患の方が、自分と同じような悩みを抱えていると知った時、本当に驚き、(不謹慎かもしれまんせんが)嬉しくなり、頼もしく感じました。
二つ目は、「技術の入った道具箱」です。「医術」や「薬」と共に、症状や状況に応じて、「アクションプラン」や「ブレインストーミング」、「呼吸法」や「医療者とのコミュニケーション」といった多種多様な技法を身につけて使えることです。

記入日:2010年6月1日