8月26日、北海道で開催された第21回日本難病看護学会学術集会で2つの講演を行いました。
第21回難病看護学会学術集会は、テーマを「難病療養者のセルフマネジメント支援」と定め、病気をもつ人たちの自己管理をどう支援していけばよいかという議論が行われました。
本会からは、近藤房恵理事、武田事務局長の2名が参加し、それぞれ教育講演と公開セミナーでお話をさせていただきました。
近藤理事からは、慢性疾患セルフマネジメントプログラムの開発の経緯や、プログラムの中心にある自己効力理論、世界各国での調査結果などを用い、慢性疾患セルフマネジメントプログラムの概要についてお話しました。また、看護師として病気をもつ人たちの自己管理支援にどう関わるか、プログラムを通して感じたことなども伝えました。
武田事務局長からは、実際に日本での慢性疾患セルフマネジメントプログラムの広がりについて説明し、特に難病相談・支援センターでの取り組みや、参加された方の感想などを通して、難病をもつ人たちが実際にどのような変化をしているかについてお話ししました。
質疑応答でも活発に質問をいただき、また、以前、本会のワークショップに参加したことがある方もいらっしゃり、数多くの貴重な意見交換をすることができました。
大会長を務められた北海道医療大学の佐々木栄子先生をはじめ多くの先生方と、運営に当たられたスタッフの皆さまに心より御礼を申し上げます。
記
【概要】
1.教育講演
日時:2016年8月26日(金) 10:30~12:00
場所:北海道医療大学
講師:近藤房恵(本会理事)
タイトル:慢性疾患セルフマネジメントプログラムの可能性-ピアの力で自己効力感を高める-
2.公開セミナー
日時:2016年8月26日(金)15:30~16:40
場所:北海道医療大学
講師:武田飛呂城(本会事務局長)
タイトル:慢性疾患セルフマネジメントプログラムの日本での実践~難病相談・支援センターでの取り組みを中心に~
以上