本会のワークショップで進行役(リーダー)として活躍中の神内謙至さんが、2015年のメドトロニック・グローバル・ヒーローに選ばれ、アメリカのミネアポリスとセントポールで開催されたツインシティマラソンに参加されました。
メドトロニック・グローバル・ヒーローとは、メドトロニック社が、医療機器を使って生活している長距離ランナーたちの中から選考を行い、毎年、25人前後の人が選ばれてマラソンを走るというイベントです。神内さんは、日本人としては2人目となるグローバル・ヒーローとして選ばれました。
以下、神内さんから参加レポートをいただきましたので、掲載いたします。
メドトロニック・グローバル・ヒーローに参加して
神内謙至
私は15歳発症の1型糖尿病です。10年前に慢性疾患セルフマネジメントプログラムのワークショップに初参加し、現在もリーダーをしています。ワークショップで学んだアクションプランで、8年前にインスリンペンによる注射からインスリンポンプに変更しました。それまで低血糖の心配から積極的な運動は出来なかったのですが、ポンプを付けてから、インスリンの調節がしやすくなり運動をする自信が出てきました。そして7年前に初めてのマラソンを走りました。
今年4月に慢性疾患セルフマネジメント事務局長の武田さんから「メドトロニック・グローバル・ヒーロー」についての案内を受けました。医療機器を付けながらマラソンもしくは16kmを走る人を世界中から毎年25人招待し、アメリカ ミネアポリス・セントポールで開催されるツインシティマラソンを走るというものです。ちょっと興味もあり応募してみました。そしてなんと当選したのです!
10月1日に現地到着し、数々のレセプションに参加し、10月4日にマラソンを走りました!美しいマラソンコースで大変気持ち良く走れました。でもそれ以上に、一緒に走った慢性疾患を持った人たちと仲間になれたことはこの上ない喜びとなりました。この企画を遂行されているメドトロニック社員の方々、ボランティアの方々には本当に感謝です。ありがとうございました!